2010年 04月 12日
きのうの神さま |
打ち合わせ先で美味しいランチをいただきました。眺望がよい新宿の超高層ビルのレストラン。ご馳走さまでした。残念だったのは今日の天気。まるで雲の中のよう。霞んで真っ白な空しか見えませんでした。
行き返りの電車のなかで、ずっと気になっていた西川美和さんの小説「きのうの神さま」を読みました。ご自身で脚本監督をされた映画「ディアドクター」に寄り添うように、過疎村の医療をテーマにして書かれたショートストーリーで、直木賞の候補にあげられた小説です。
(本の帯の文章は椎名林檎さんが書かれています。)

平穏が保たれているかのように見える生活。しかし、きれいごとだけでは済まされない日常が・・・。西川美和さんが描く人物の心の内の描写のなかには、チクリと胸にささるような、現実を垣間見せられます。映画「ディアドクター」は主演の鶴瓶さんのキャラクターもあってか、ほのぼのとした温かみを感じましたが、小説は前作の映画「ゆれる」の印象に近い、ヒリヒリとした空気の流れる世界でした。
映画「ゆれる」を小説として作品化した同名作品では、三島由紀夫賞の候補にもあげられています。小説、映画ともに次回はどのような作品をみせてくれるのか、とても楽しみです。
行き返りの電車のなかで、ずっと気になっていた西川美和さんの小説「きのうの神さま」を読みました。ご自身で脚本監督をされた映画「ディアドクター」に寄り添うように、過疎村の医療をテーマにして書かれたショートストーリーで、直木賞の候補にあげられた小説です。
(本の帯の文章は椎名林檎さんが書かれています。)

平穏が保たれているかのように見える生活。しかし、きれいごとだけでは済まされない日常が・・・。西川美和さんが描く人物の心の内の描写のなかには、チクリと胸にささるような、現実を垣間見せられます。映画「ディアドクター」は主演の鶴瓶さんのキャラクターもあってか、ほのぼのとした温かみを感じましたが、小説は前作の映画「ゆれる」の印象に近い、ヒリヒリとした空気の流れる世界でした。
映画「ゆれる」を小説として作品化した同名作品では、三島由紀夫賞の候補にもあげられています。小説、映画ともに次回はどのような作品をみせてくれるのか、とても楽しみです。
by n-architect
| 2010-04-12 21:06
| 本