2012年 04月 12日
なみだふるはな |
先日、震災の3ヶ月後に行なわれた石牟礼道子さんと藤原新也さんの3日間にわたる対談をまとめた本「なみだふるはな」を読みました。
-序文より抜粋-
1950年代を発端とするミナマタ。
そして2011年のフクシマ。
このふたつの東西の土地は六十年の時を経ていま、共震している。
非人間的な企業管理と運営のはての破局。
その結果、長年に渡って危機にさらされる普通の人々の生活と命。
まるで互いが申し合わせるかのように情報を隠蔽し、
さらに国民を危機に陥れようとする政府と企業。
そして、罪なき動物たちの犠牲。
やがて、母なる海の汚染。

-文中の言葉から-
悪のヤスリによって祈りや希望が磨り減らされるのではなく、
ますます研ぎ澄まされることもある。
逆に、悪のヤスリが心を磨き上げ、闇を転化して光明に変えることもできるかもしれない。
福島の大きな災禍が、いかなる年月を経てそのような神話を産むのか、
あるいは産まないのか・・・。
新年度を迎え、街には初々しい社会人一年生の姿が見受けられますね。
僕が社会人になったときより、この時代にスタートをする若い人の置かれている環境は
とても厳しいものだと思いますが、ぜひ、希望を見つけて頑張って欲しいと思います。
-序文より抜粋-
1950年代を発端とするミナマタ。
そして2011年のフクシマ。
このふたつの東西の土地は六十年の時を経ていま、共震している。
非人間的な企業管理と運営のはての破局。
その結果、長年に渡って危機にさらされる普通の人々の生活と命。
まるで互いが申し合わせるかのように情報を隠蔽し、
さらに国民を危機に陥れようとする政府と企業。
そして、罪なき動物たちの犠牲。
やがて、母なる海の汚染。

-文中の言葉から-
悪のヤスリによって祈りや希望が磨り減らされるのではなく、
ますます研ぎ澄まされることもある。
逆に、悪のヤスリが心を磨き上げ、闇を転化して光明に変えることもできるかもしれない。
福島の大きな災禍が、いかなる年月を経てそのような神話を産むのか、
あるいは産まないのか・・・。
新年度を迎え、街には初々しい社会人一年生の姿が見受けられますね。
僕が社会人になったときより、この時代にスタートをする若い人の置かれている環境は
とても厳しいものだと思いますが、ぜひ、希望を見つけて頑張って欲しいと思います。
by n-architect
| 2012-04-12 19:42
| 本