2015年 11月 29日
日産アートアワード2015 |
BANK ARTでおこなわれている「日産アートアワード2015」に行ってきました。
一番惹かれた岩崎貴宏さんの作品。ちょっと怖さを感じるところがあります。
「羅生門」をモチーフにつくられた作品-リフレクション・モデル(羅生門エフェクト)
作品と水面に映った作品の虚像を実体化し、一体化させれています。
アウト・オブ・ディスオーダー(70年草木は生えなかったか?)
人の髪の毛!によってつくられた鉄塔やクレーンのオブジェ。
羅生門に出てくる老婆と髪の毛のエピソードを想起させます。
荒廃した羅生門の世界観によって、戦後70年経た現代社会の苦難を表現しているように見えてきます。
それにしても、現代アートはホワイトキューブといわれる美術館より、BANK ARTのようにかつて倉庫だった場所のような空間に展示されたほうが、生き生きとして見えるのはなぜだろう。社会批判やある種の毒や狂気含む現代アートと、美術品を収集し展示することを目的として生まれた現代の美術館は、そもそも、その両者の存在の前提から親和性は低くて当然ということかな。
もう11月もおしまい。はやいですね~。風が冷たい冬の海、曇天の夕景も一興。
一番惹かれた岩崎貴宏さんの作品。ちょっと怖さを感じるところがあります。
「羅生門」をモチーフにつくられた作品-リフレクション・モデル(羅生門エフェクト)
作品と水面に映った作品の虚像を実体化し、一体化させれています。
アウト・オブ・ディスオーダー(70年草木は生えなかったか?)
人の髪の毛!によってつくられた鉄塔やクレーンのオブジェ。
羅生門に出てくる老婆と髪の毛のエピソードを想起させます。
荒廃した羅生門の世界観によって、戦後70年経た現代社会の苦難を表現しているように見えてきます。
それにしても、現代アートはホワイトキューブといわれる美術館より、BANK ARTのようにかつて倉庫だった場所のような空間に展示されたほうが、生き生きとして見えるのはなぜだろう。社会批判やある種の毒や狂気含む現代アートと、美術品を収集し展示することを目的として生まれた現代の美術館は、そもそも、その両者の存在の前提から親和性は低くて当然ということかな。
もう11月もおしまい。はやいですね~。風が冷たい冬の海、曇天の夕景も一興。
by n-architect
| 2015-11-29 21:20
| アート