2019年 03月 30日
RCR Arquitetect 展 / CRIST&GANTENBEIN 展 |
ギャラリー間でおこなわれていたスペインの建築家「RCR Arquitetect(RCR アーキテクツ) 」展 と ヒルサイドテラスでおこなわれているスイスの建築家「CRIST&GANTENBEIN (クリスト&ガンテンバイン)」展に行ってきました。まずはRCRアーキテクツ展の様子から。
RCRアーキテクツ展では、手漉きの和紙へのドローイング作品や旧友である写真家の鈴木久雄氏の美しい映像作品が展示されています。
これの作品で表現しているものは、彼らが建築をつくるうえでの大切にしているであろうイメージの源泉となる行為なのだと思います。
例えば奈良県吉野町で進められていいる「ラ・ヴィラ」のプロジェクトのため、山深い杉の森に入り、製材所を訪れ、和紙の手漉きの作業場で実際に手漉きのの作業をしてみる。出来上がった和紙にドローイングをする。これらの行為はプロジェクトのイメージの源泉となり、彼らの建築をより深みのあるものとしていくのではないのでしょうか。
ギャラリー間 RCRアーキテクツ展の様子
RCRアーキテクツ展では、手漉きの和紙へのドローイング作品や旧友である写真家の鈴木久雄氏の美しい映像作品が展示されています。
これの作品で表現しているものは、彼らが建築をつくるうえでの大切にしているであろうイメージの源泉となる行為なのだと思います。
例えば奈良県吉野町で進められていいる「ラ・ヴィラ」のプロジェクトのため、山深い杉の森に入り、製材所を訪れ、和紙の手漉きの作業場で実際に手漉きのの作業をしてみる。出来上がった和紙にドローイングをする。これらの行為はプロジェクトのイメージの源泉となり、彼らの建築をより深みのあるものとしていくのではないのでしょうか。
ギャラリー間 RCRアーキテクツ展の様子



クリスト&ガンテンバイン展は、図面をグラフィカルにアレンジしたドローイングや、写真家のステファノ・グラツィアーニ氏が写真家の視点から彼らの作品を撮影した写真が展示されています。白と黒と青の対比が美しいドローイング、建築全体像ではなく建築のもつ質感を写し撮った写真。これらの作品は彼らが設計した建築がつくられた後、建築をどのように知覚するのかを探求している行為だと思いました。それは建築の鑑賞者に対して、ドローイングや写真を通じて、建築の意味の多様性を広げる行為と言えるものではないでしょうか。
ヒルサイドテラス クリスト&ガンテンバイン展の様子





どちらの展示にも共通していることは、建築そのものをプレゼンしようとする展示がメインではない点。
RCRアーキテクツは建築ができあがる前の段階の創作のイメージを膨らませる作業を作品化した展示。クリスト&ガンテンバインは建築が出来上がったの後、建築の意味の多様性広げるためにつくられた作品の展示と、それぞれの展示の方向性が全く異なり、面白い対比でした。
新しいプロジェクトもはじまり、少しドタバタしていたこともあって、あっという間に3月末。もうすぐ新年度がスタートしますが、本年度も専門学校での講師も務めさせていただきます。今年も一年生を担当します。写真は先週末の山手本通りの桜。三分咲きくらい。ちょうどこの今週末は満開でしょう。明日は天気もよさそうなので、どこも花見で賑わいそうです。いよいよ新元号も発表されるとのことですが、さてどんな元号になるのでしょうか。
RCRアーキテクツは建築ができあがる前の段階の創作のイメージを膨らませる作業を作品化した展示。クリスト&ガンテンバインは建築が出来上がったの後、建築の意味の多様性広げるためにつくられた作品の展示と、それぞれの展示の方向性が全く異なり、面白い対比でした。
新しいプロジェクトもはじまり、少しドタバタしていたこともあって、あっという間に3月末。もうすぐ新年度がスタートしますが、本年度も専門学校での講師も務めさせていただきます。今年も一年生を担当します。写真は先週末の山手本通りの桜。三分咲きくらい。ちょうどこの今週末は満開でしょう。明日は天気もよさそうなので、どこも花見で賑わいそうです。いよいよ新元号も発表されるとのことですが、さてどんな元号になるのでしょうか。

by n-architect
| 2019-03-30 15:56
| 建築