2023年 04月 14日
CAFE 鈴木 |
普通のビルの一階に突如として現われる、存在感のあるファサード。
一見お酒を飲むためのお店と見えますが、実はこちらは知る人ぞ知る珈琲の専門店です。厚木にあるCAFE 鈴木。ずっと行ってみたいと思っていましたが、先日足を運んできました。店舗のデザインは橋本夕紀夫さん。茶室の躙り口を思わせる高さを抑えた入り口。日中でもギリギリまで照明を抑えた暗いインテリア。2列にならんだ大きな一枚板のカウンターテーブル。金色に鈍く輝くオブジェのようなエスプレッソマシン。お店のHPをみていただくと重厚なインテリアの写真が見れます。
暗闇の中でいただく美味なエスプレッソ。液状から食べていると徐々にゼリー化していく驚きのエスプレッソゼリー。店舗、珈琲どちらも洗礼されています。
苦みの濃いエスプレッソと暗闇の中でほのかな灯りをうける珈琲ゼリーの組合せは、薄明りのお茶室で飲む抹茶と羊羹の組合せと重なります。
1999年の創業とのこと。小田急線の本厚木駅徒歩五分の大通りから一本入った決して人通りの多くない立地。かなり攻めたスタイルで、長くお店が続いているのも、この世界観、オーナーのセンスに惹きつけられる人が多いからでしょうね。また伺わせてもらおうと思います。
あっという間に、新年度。4月になってしましました。
ドタバタと忙しくしていますが、もうすぐGW。まずはそこまで頑張りましょう!
by n-architect
| 2023-04-14 20:56
| 建築