2024年 07月 16日
群馬県立館林美術館「大森暁生展」 |
先日、群馬県立館林美術館に行ってきました。十数年ぶり2回目の訪問です。あいにくの曇天で小雨が降っていました。写真が映えず少し残念。

建築とランドスケープが大きな円弧をつかって一体的にデザインされています。敷地のエッジを切り取るようにつくられた弓形の水路をブリッジで渡って美術館へ。蓮が大きな花を咲かせていました。

弧を描く緩やかなスロープのアプローチを水盤に沿って歩くと、エントランスに吸い込まれていくように感じられ、内部の空間への期待感が高められます。


展示室などをつなぐ弓形のギャラリーはどこを歩いてもこの芝庭を一望できる美しいシークエンス。なかなか得がたい空間体験です。盛り上げられた芝生の庭と、美術館の床レベルに敷き詰められた石の部分のレベル差が、建築と芝生の広場とエッジを際立たせています。奥に見える赤い砂岩の外壁の展示室は今回は撮影不可でした。高さのある空間で、曲面の天井が迫力ある展示室スペースを生み出しています。

実物には無い角を生やした動物の彫刻や、鏡やガラスをつかった虚像と一体化された彫刻には、写実的な精巧さのなかに、もののけ的な幻想性が宿っています。







館林美術館の設計は第一工房。2001年の開館です。築20年以上経ているとは思えないきれいさでした。外構も含め、建物の管理も行き届いているように感じられました。どこかのタイミングで大規模なメンテナンス工事をされたんですかね。ちょうど前日に美術館の観覧者数の総計が100万人を迎えたとのことでした。隣接する多々良沼公園には、冬場に多くの白鳥が飛来するそうです。またいつか訪れたいと思います。今度は冬の夕景もみてみたい。
by n-architect
| 2024-07-16 13:36
| 建築

