2019年 07月 21日
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムオープンから建築家の師弟関係を想う |
しばらく忙しくしていたので久しぶりですが、建築の話題をひとつ。
坂倉準三氏設計の旧神奈川県立鎌倉近代美術館 鎌倉館が再生されました。
鶴岡八幡宮との敷地の借用契約満了に伴い、更地返還となる話が、鶴岡八幡宮が建築の保存と活用を行うことを英断し、解体の危機を乗り越え、先月めでたく鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムとして再オープンしました。
しばらく忙しくしていたため、だいぶ時間差ありますが、GWにリニューアル記念の「新しい時代のまじまり」展に行ってきました。
ぜひ後世に残してほしい建築であったので、この保存再生はとてもうれしい。
坂倉準三氏設計の旧神奈川県立鎌倉近代美術館 鎌倉館が再生されました。
鶴岡八幡宮との敷地の借用契約満了に伴い、更地返還となる話が、鶴岡八幡宮が建築の保存と活用を行うことを英断し、解体の危機を乗り越え、先月めでたく鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムとして再オープンしました。
しばらく忙しくしていたため、だいぶ時間差ありますが、GWにリニューアル記念の「新しい時代のまじまり」展に行ってきました。
ぜひ後世に残してほしい建築であったので、この保存再生はとてもうれしい。


話は変わって、先月、アルテックの阿部勤先生のご自邸「中心のある家」をJIA主催の見学会で拝見させていただきました。
写真や図面を見ていて、ぜひ体感してみたい空間だったので、大変貴重な経験をさせていただきました。想像していた以上に心地のよい空間でした。

訪れる前は考えもしなかったのですが、思えば「中心のある家」の中心の間は、中庭と読み解くこともでき、回遊性のある空間を作り出している。
とすると中庭をもつ回遊形式の旧鎌倉近代美術館とは、美術館と住宅という、スケールも用途も全く異なる建築であるけれど、空間の構成としては相似形。このあたりを阿部さんは意識されていたのか、無意識か。楽しいい考察ができました。
挨拶させていただいたときに質問させていただけばよかったと少し後悔。
ちなみに阿部さんは今も坂倉さんが使用していた定規を形見と思い大切に愛用されているとのことです。

梅雨寒で体調管理がうまくいかずにちょっと苦労してます。早く梅雨空けないでしょうかね。陽射しが恋しく感じる今日この頃です。
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by n-architect
| 2019-07-21 13:52
| 建築